不溶化処理
不溶化処理

汚染土壌浄化

不溶化処理

オデッサシステムによる汚染土壌、不溶化処理では、有害物質の長期的安定化が可能です。

特殊固化材「ハードロップ」は特殊セメント系固化材および特殊高分子吸水材が主成分ですが、他に珪酸質混合材が添加されており、セメント系固化材の主要化合物であるエ一ライトおよびビーライトから遊離した水酸化カルシウムと反応して不溶性のC-S-Hを生成します。これはポゾラン反応と呼ばれ、水和反応の後期から長期的に継続します。

ハードロップによる有害物質の安定化は、前期もしくは中期にてC-S-Hにより有害物質が封じ込められ、後期のポゾラン反応で一層強固になります。これにより長期に渡る安定化が可能となり、防水性、化学的抵抗性、長期強度は増大します。さらにソイルケアによる作用により、二重、三重の安定化が見込まれます。

汚染土壌安定化処理試験結果の一例

項目 改良前 改良後 環境基準値
六価クロム 0.55 0.005未満 0.05以下
六価クロム 0.99 0.018 O.05以下
0.029 0.001未満 0.01以下
砒素 1,20 0.001未満 0.01以下
水銀 0.15 0.0005未満 0.0005以下
カドミウム 0.032 0.001未満 0.01以下
セレン 0.076 0.007 0.01以下

油汚染土壌安定化処理試験結果の一例

検体種類 固化材添加率 油分(mg/1)
未処理土 - 780
ハードロップ 10% 32

重金属・油汚染土壌安定化のメカニズム

○化学薬剤ソイルケアによる安定化

ソイルケアは還元作用を有する「ソイルケアF」と、強力な配位結合能力を有する「ソイルケアE」の2種類があります。ソイルケアによる有害物質の安定化メカニズムは、以下の通りです。

土壌中にアニオン(陰イオン)として溶出している物質は、ソイルケアFにて還元され、カチオン(陽イオン)となります。その後、カチオンになった物質は、アニオン物質であるソイルケアEの強力な配位結合作用により捕獲・固定化されます。また、ソイルケアEは、土壌中にカチオンとして溶出している物質も捕獲・固定化します。

○特殊固化材ハードロップによる安定化

ハードロップによる有害物質の安定化のメカニズムは、以下の通りです。

ハードロップは水和反応により、水和生成物を形成します。水和生成物1こは工トリンガイト、水酸化カルシウム、モノサルフェート水和物およびC-S-Hなど様々なものがありますが、有害物質の安定化にはC-S一Hによるところが大きいのです。C-S-Hとはハードロップの主要化合物であるエ一ライトおよびビーライトの水和によって生成する低結晶性のカルシウムシリケート水和物です。これは針状もしくは板状結晶が層状に重なることで束を形成し、それらが無秩序に形成したもので、層間には微細なゲル空隙および毛細管空隙を無数に保有しています。この空隙に有害物質を封じ込め、土壌が経時的に強度を増すことで安定化します。 C-S-Hは有害重金属を封じ込めることが可能ですが、油汚染土壌なども同様に封じ込めることが可能です。

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